お家で育てるほうれんそうの専用の個別ガイドブックです。現在「関東」の気候に合わせてお世話カレンダーを最適化しています。毎日のお世話の目安にしましょう。
家庭菜園で発生しやすい代表的な病気や害虫への対策です。適切な予防と早期発見が美味しい収穫の第一歩となります。
【症状】ほうれん草特有の病気で、葉の表面に黄色のぼやけた大きな斑点ができ、裏には紫灰色のカビが密生します。
【対策】べと病の病原菌は低温多湿を好むため、土壌のph(6.5-7.0の微アルカリ性)を石灰で正しく管理し、過密になった葉を容赦なく間引いて、土の表面に風を行き渡らせます。
【症状】秋から冬のほうれん草。涼しい雨の後に「べと病」が広まり、一晩で何枚もの葉が黄色く萎びていきます。
【対策】タネをまく前にしっかりと苦土石灰を150g/㎡と多めに入れて土を中和。酸性土壌ではほうれん草は育たず、病気への抵抗力が極端に落ちます。マルチで泥の跳ね上がりを塞ぎます。
地域に合わせた月別の育て方ガイドです。 (🟢は現在の月)
同じ科やお野菜別の基本の植え付け、日々の管理、収穫時期までの実践ステップです。順を追って丁寧にお世話を行いましょう。
ほうれん草は酸性土に極めて弱いため、植え付け前に石灰を散布してpH6.5〜7.0に必ず調整します。種は条間15cm程度のすじまきとし、薄く覆土して鎮圧します。発芽までの約1週間は乾燥厳禁です。※発芽・生育適温は15〜20℃と冷涼な気候を好みます。お世話予報で残暑や高温が予測される時期の種まきは、発芽不良を招くため避けるか、遮光ネットで地温を下げましょう。
本葉1〜2枚で3cm間隔、3〜4枚で6cm間隔へと段階的に間引き、風通しと日当たりを確保します。乾燥と過湿の両方に極めて弱いため、水やりは土の乾き具合を見て行います。日照不足はえぐみの原因になります。※長日(光周期)でとう立ち(抽苔)する性質があります。深夜の外灯や街灯の光でも花茎が伸びてしまうため、お世話予報と周囲の夜間照明環境を確認し、夜間は遮光しましょう。
過度な追肥は、えぐみのもとである「硝酸態窒素」を葉に蓄積させるため控えます。また、ヒユ科特有の連作障害として、多湿環境下で「立枯病」が発生しやすいため注意します。高温期は急速にとう立ちが進み硬化します。※低温には強いですが、寒波や大雨多湿はお世話予報で要警戒です。強風や急激な冷え込み、長雨が予測される際は、不織布をトンネル状に被せて葉を物理的な傷や過湿から保護します。
草丈が20〜25cm程度に育ち、葉が若く柔らかい段階で根元から刈り取るか抜き取って収穫します。とう立ちが始まると一気にえぐみが増し葉が硬くなるため、必ず抽苔前に収穫を完了させます。収穫数日前の夕方にたっぷり水やりをすると葉がみずみずしく仕上がります。※収穫は、葉が乾いた晴天の日を選びましょう。お世話予報で雨が続く前の、湿度の低い穏やかな日に収穫を終えるのが理想です。
栽培中によくあるお悩みやご質問についてまとめました。お世話のヒントとしてお役立てください。