お家で育てるナスの専用の個別ガイドブックです。現在「関東」の気候に合わせてお世話カレンダーを最適化しています。毎日のお世話の目安にしましょう。
家庭菜園で発生しやすい代表的な病気や害虫への対策です。適切な予防と早期発見が美味しい収穫の第一歩となります。
【症状】一見テントウムシに似た害虫が葉を網目状に丸ごと食べ荒らします。ハダニによる葉の白ボケも多発します。
【対策】「マリーゴールド」をお隣に植えることでセンチュウや害虫を強力に遠ざけます。ハダニ対策としては、水が大好きなナスを乾燥させないよう朝夕の水やりが必須です。
【症状】春の生育初期に新芽にアブラムシが群生し、テントウムシダマシが葉裏からジャリジャリ削ります。
【対策】苗の周囲を反射資材で保護するか、キラキラする粘着誘引シートを仕掛けます。テントウムシダマシは飛び立つのが遅いので、見つけたら手で簡単に捕殺できます。
【症状】夏の猛暑下で乾燥すると、ハダニでナスをの葉がカサカサになり艶が失われます。うどんこ病で白い斑入りになることも。
【対策】「敷き藁」や「マルチ」をして株元の湿度を維持します。また、ナスを大きく半分に切り戻す「更新剪定(7月下旬)」を行い、中の風通しを抜群にして新芽を吹かせます。
【症状】雨が多く日照不足になると、実が一部茶色く腐り、葉のフチからドロっとした灰色のカビが覆います。
【対策】下を向いて過度に茂っている古い葉や、雨で泥がついた古い葉(下から3番目までの葉)を、切れ味の鋭い消毒済みのハサミでばっさり切り離し風を入れます。
【症状】極度の乾燥でハダニが天文学的に増殖します。ナス自体の水分が不足し、実の艶がなくなる「ボケナス」になります。
【対策】ただちに株全体、特に葉裏にしぶきを当てるようにシャワーで水を浴びせます。土壌にも十分に水やりをし、敷き藁の上から水を打って適度な蒸散作用を維持させます。
地域に合わせた月別の育て方ガイドです。 (🟢は現在の月)
同じ科やお野菜別の基本の植え付け、日々の管理、収穫時期までの実践ステップです。順を追って丁寧にお世話を行いましょう。
ナス苗は極めて日光を好むため、畑で最も日当たりの良い場所を選び、深植えを避けて根鉢の表面が地表と同じ高さになるよう浅めに植え付けます。定植直後は泥はねによる病害を防ぐため、地表に泥が跳ねないように株元に静かにたっぷり水を与えましょう。※お世話予報で植え付け直後に急な気温低下や強風、大雨が予測される場合は、活着が遅れるため天候回復まで作業を延期してください。
主枝と一番上の花の下から伸びる勢いの良い側枝2本を残し、他のわき芽はすべて早めに手で摘み取る「3本仕立て」にします。ナスは極めて多水・多肥を好むため、初期の水切れは果実が固くなる「石ナス」を招く原因となり厳禁です。常に土に適度な湿り気を持たせます。※お世話予報で高温乾燥や長雨が予想される際は、水分不足による石ナスや過湿による病害の発生リスクが高まるため細かく見守りましょう。
実がつき始めたら1〜2週間おきに定期的な追肥を行い、水やりも十分に施して果実の肥大を促します。泥はねによる病気の侵入を防ぐために、株元にマルチや敷き藁を敷くのが健康に育てるコツです。※お世話予報で猛暑や極端な高温乾燥が続く際は、水分不足で花が落ちて実がつかなくなるため朝夕の散水を徹底しましょう。逆に台風や長雨が予測される時期は、畑の排水溝を整備して余分な雨水を逃がします。
夏の疲れが見える7月下旬頃、全ての枝を半分から3分の1に切り戻す「更新剪定」を行い、併せて株下の古い根を切って追肥することで、秋に極上の秋ナスが収穫できます。収穫は果実が固くなる前の「若どり」が基本です。※猛暑期は朝夕の涼しい時間帯にハサミで収穫してください。お世話予報で翌日から雨が降り続く予報が出た際は、傷口からの病害を防ぐため、雨が降る前に早めの若どりを完了させます。
栽培中によくあるお悩みやご質問についてまとめました。お世話のヒントとしてお役立てください。