お家で育てるピーマンの専用の個別ガイドブックです。現在「関東」の気候に合わせてお世話カレンダーを最適化しています。毎日のお世話の目安にしましょう。
家庭菜園で発生しやすい代表的な病気や害虫への対策です。適切な予防と早期発見が美味しい収穫の第一歩となります。
【症状】茎の成長点付近にびっしりアブラムシが集まり、おしりから甘い汁(糞)を出すため黒いカビが発生(すす病)。
【対策】アブラムシを避けるために敷き藁や、銀色のきらきらアルミラミネートでの「株元カバー」をぜひ行ってください。タバコガ防止に、ニームオイルスプレーが安全で効果抜群。
【症状】春の暖かさとともに、成長が始まった新芽部分に小さな虫がびっしりと集まり、元気を奪います。
【対策】見つけたらすぐに歯ブラシなどで軽く擦り落とすか、強めの霧吹きで吹き飛ばします。「てんとう虫」を捕まえて乗せておくと、数日でアブラムシを全滅させてくれます。
【症状】実の汁を吸うカメムシが多発。また、ハダニ被害により葉が白っぽくかすれた状態になります。
【対策】カメムシはペットボトルをカットした自作トラップで捕殺します。プランターや畑の周りの「イネ科の雑草」に大発生するので、草刈りをして風通しを良くしましょう。
【症状】じめじめした雨が続くと、泥の跳ね返りにより茎の株元から水が染みたように茶黒く変色し、萎れて倒れます。
【対策】水はけの悪い土壌なら、黒マルチやヤシガラなどで地表を覆い、高畝(15cm)で定植します。茎が太くなるように、支柱とやわらかい麻紐で3か所しっかりと八の字で結びます。
【症状】水分が不足すると、土壌中のカルシウムが吸収できず、ピーマンの実の先端部(中)が褐色になって陥没・腐ってしまいます。
【対策】土がカラカラに乾いたら、朝か夕方に鉢底からお水がジャバジャバ流れるまで十分に潅水します。土の乾燥を防ぐため、ココヤシ繊維や敷き藁で完全に地表をシールドします。
地域に合わせた月別の育て方ガイドです。 (🟢は現在の月)
同じ科やお野菜別の基本の植え付け、日々の管理、収穫時期までの実践ステップです。順を追って丁寧にお世話を行いましょう。
ピーマンは日当たりの良い環境を好むため、畑の一等地に植え付けます。一番花の咲く直下で2〜3本仕立てにする準備を行いましょう。枝が非常に細く折れやすいため、初期から支柱を立てたりあんどんを早期に設置して確実な防風対策を施します。※お世話予報で強風や急な低温、冷たい長雨が予測される際は、幼い苗が酷く傷んでしまうため、天候が安定するまで植え付け作業を延期してください。
一番花の下で勢いの良い2〜3本を残す仕立てを行い、それ以外のわき芽を軽く整理します。その後はバッサリ切る強剪定は禁止し、混み合う部分をすく程度の「弱剪定」に留めて基本は放任で育て、風通しと日当たりを確保しましょう。※お世話予報で高温多湿や長雨が予測される際は、株内が蒸れて病原菌が繁殖しやすくなるため、余分な枝を軽く整理して風通しを絶えず良好にキープします。
最初に実る1〜3番果は、親株の消耗を最小限に防ぐため極めて小さなうちに若どり収穫します。その後も適正サイズで次々と収穫を続けて株を疲弊させないように長持ちさせましょう。水切れに比較的強いですが、乾燥しすぎると落花の原因になります。※お世話予報で過酷な連日猛暑や長雨、台風の接近が予測される時期は、水不足による落花や多雨による過湿の病害から守る対策を怠らないでください。
果実が大きくなりすぎる前に早め早めの若どり収穫を続けます。盛果期は実の重みで細い枝がポキッと折れやすいため、支柱への結束をこまめに強化しましょう。収穫適期は涼しい朝夕の時間帯です。※お世話予報で翌日から大雨が降り続く予報が出た際は、降りしきる雨での傷口からの病気混入や果実の急な裂果を防ぐため、雨が降り始める前に少し小ぶりでも全て若どり収穫を完了させましょう。
栽培中によくあるお悩みやご質問についてまとめました。お世話のヒントとしてお役立てください。