お家で育てるトマトの専用の個別ガイドブックです。現在「関東」の気候に合わせてお世話カレンダーを最適化しています。毎日のお世話の目安にしましょう。
家庭菜園で発生しやすい代表的な病気や害虫への対策です。適切な予防と早期発見が美味しい収穫の第一歩となります。
【症状】実を食い荒らされる他、カルシウム不足で実のお尻が黒く平らになり腐ることも。
【対策】わき芽を小さいうちに手で摘み取り、下葉を刈って風通しを改善させます。尻腐病予防として過リン酸石灰水溶液やカルシウム剤の葉面散布が劇薬並みに効きます。
【症状】乾燥期に葉裏に群生。吸汁されると新芽がチリチリになり成長が止まります。
【対策】風通しの良い日当たりを確保し、コンパニオンプランツとして「バジル」を株元に混植すると、虫を遠ざけつつ風通しを適度に保てます。
【症状】幼虫が実に直径5mmほどの穴を開けて内部を食い荒らします。コナジラミによるすす病やモザイク病の媒介にも注意。
【対策】防虫ネット(1mm以下)をトンネルがけします。また、黄色い粘着シート「とるシー」等の吊り下げが、コナジラミ捕獲に極めて有効です。
【症状】病原菌が根の傷から入り、青々としたまま日中だけしおれ、やがて株全体が枯死します。
【対策】お隣りに「ニラ」を一緒に植えると、ニラの根に共生する有益細菌が青枯病菌を駆逐してくれます。ハサミはアルコール等で消毒して伝染を防ぎましょう。
【症状】雨の泥はねから土中のカビ(糸状菌)が葉や茎に付着し、暗褐色のシミが広がり一気に腐敗します。
【対策】地面からの泥はねを防ぐため、敷き藁や黒マルチ、ヤシガラを株元に徹底して敷き詰めます。濡れた傷口は病気の元。雨の日の収穫やわき芽かきは絶対に避けます。
【症状】乾燥が継続すると、葉の裏に粉を吹いたような白いカビ(うどんこ病)が発生したり、ハダニが繁殖して葉が白く抜けます。
【対策】早朝の涼しい時間に、葉の「裏側」を狙ってやや強めのシャワーで勢いよく散水してハダニを物理的に洗い流してください。木酢液+デンプン系スプレーも非常に効果的。
地域に合わせた月別の育て方ガイドです。 (🟢は現在の月)
同じ科やお野菜別の基本の植え付け、日々の管理、収穫時期までの実践ステップです。順を追って丁寧にお世話を行いましょう。
苗は病気のないガッシリとしたものを選びます。株と株の間(株間)は50cm以上あけ、植え付け用の穴をあらかじめ掘り、たっぷりと水を注いでおきます。※本ガイドは一般地が基準です。寒冷地や暖地では、現地の地温や遅霜を考慮して作業時期を前後させてください。
植え穴の水が引いたら、苗をポットから優しく取り出して土ごと植え付けます。このとき、深植えしすぎない(子葉が地表に触れない)ように、浅めに植えるのが活着を良くする最大のポイントです。※定植直後は気温や地温の変動に敏感です。お住まいの地域の天候に合わせて水やり量や作業タイミングを慎重に調整してください。
植え付け直後の柔らかい苗が強風で倒れないように、長さ1.5mから2.0m程度の長い仮支柱を優しく斜めに差し込み、麻紐で「8の字」を描くようにゆとりを持たせて結んで固定します。※風が強い日や雨の前後は苗が倒れやすく、支柱や結束部分が緩みやすくなります。お住まいの地域の気象情報を参考に、支柱の固定状態をこまめに確認してください。
葉とメインの茎の付け根から伸びる「わき芽」を放置すると栄養が分散するので、晴れた日の午前中に手で摘み取ります。1本仕立てにして日当たりと風通しを常に良好に保ちます。※雨の日や湿度が高い日は病気が入りやすく、わき芽かきの適期ではありません。お住まいの地域の気象情報を参考に、晴れた日の午前中を中心に作業タイミングを調整してください。
花が開いてから約50〜60日後、ヘタのまわりまで真っ赤に完熟したトマトを収穫します。果実を手で軽く支えてハサミで優しく切り取ります。涼しい朝に収穫すると一番甘い状態で食べられます。
栽培中によくあるお悩みやご質問についてまとめました。お世話のヒントとしてお役立てください。