お家で育てるたまねぎの専用の個別ガイドブックです。現在「関東」の気候に合わせてお世話カレンダーを最適化しています。毎日のお世話の目安にしましょう。
家庭菜園で発生しやすい代表的な病気や害虫への対策です。適切な予防と早期発見が美味しい収穫の第一歩となります。
【症状】ネギ科の共通病。ネギの葉の肌にオレンジ色のプツプツとした斑(さび病)ができたり、葉全体が白っぽくかすれます。
【対策】連作は最大のNG。病気になった葉や株は直ちに抜き取って畑の外(密閉ゴミ袋)へ処分し、残った健全な株の周りに「木酢液の100倍希釈液」を散布して全体の除菌・予防に努めます。
【症状】春、タマネギの球が肥大する直前、葉がまだらに黄色く波打つようになり、やがて折れるように倒伏・萎びます。
【対策】窒素肥料(追肥)を「3月上旬(止め肥)」で必ずピタッと止めます。これ以降に遅くまで肥料を与えると、タマネギが病気に極度に弱くなり、保存性も最悪のベチャ玉になります。
【症状】高湿気の日々。泥中からカビの胞子が跳ね、ネギの管の中に水滴とともに溜まり、そこから白カビが腐食を広げます。
【対策】水はけが最も重要なタマネギ。地植えなら黒マルチを活用して雨傘代わりにし、溝をしっかり切って水はけを行います。株と株の間隔(株間)に15cm以上のゆとりを与えます。
地域に合わせた月別の育て方ガイドです。 (🟢は現在の月)
同じ科やお野菜別の基本の植え付け、日々の管理、収穫時期までの実践ステップです。順を追って丁寧にお世話を行いましょう。
玉ねぎは秋に細い苗を定植する長期栽培です。苗の太さは3〜5mmが適正で、細すぎると冬に枯死し、太すぎると春にトウ立ち(開花)します。植え付けは浅植えとし、球が肥大するスペースを開けるため土寄せは行いません。※植え付け直後に急な冷え込みや長雨が続くと根が傷み枯れるため、お世話予報で天候が安定し日中が穏やかに晴れる時期を選びましょう。
寒さの中で十分に低温に遭遇させることが、春の結球・肥大に必須な冬越しのポイントです。春の追肥は球形が崩れるのを防ぐため3月上旬までに完了させる「止め肥」を徹底しましょう。肥料が遅くまで残るとトウ立ちリスクが高まります。※春先の長雨や多湿はべと病を爆発的に広げます。お世話予報で降雨が多い時期は、泥跳ねや土壌の過湿を防ぐ防除作業を徹底してください。
球が太るスペースを確保するため、玉ねぎ栽培では土寄せは絶対に禁止です。この時期は葉色が濃くなり急速に肥大しますが、多湿になると深刻なべと病のリスクが跳ね上がります。※春の嵐や前線による大雨は、畑の浸水を招き球が腐る原因となります。お世話予報をよく確認し、荒天になる数日前に周囲の排水溝をしっかり掘り直して、多湿や水だまりを防ぎましょう。
全体の茎葉の7〜8割が自然とバタバタ倒れる「倒伏(首折れ)」が完熟の合図です。収穫後は風通しの良い日陰に数週間吊るしてしっかり乾燥(キュアリング)させることで長期保存が可能になります。※収穫は、雨上がりや湿った土を避け、必ず数日間晴天が続いて土がよく乾いた日に行います。お世話予報を十分に確認し、実が傷んで腐る前に必ず梅雨入り前の完了を徹底してください。
栽培中によくあるお悩みやご質問についてまとめました。お世話のヒントとしてお役立てください。