お家で育てるサツマイモの専用の個別ガイドブックです。現在「関東」の気候に合わせてお世話カレンダーを最適化しています。毎日のお世話の目安にしましょう。
家庭菜園で発生しやすい代表的な病気や害虫への対策です。適切な予防と早期発見が美味しい収穫の第一歩となります。
【症状】土の中のコガネムシの幼虫が、地中で太りつつあるサツマイモの実を丸く齧り、肌をデコボコにして腐りやすくします。
【対策】さつまいもは病害虫に最高に強いイモ類ですが、窒素肥料のあげすぎで蔓ばかり茂る「つるボケ」になると、虫が引き寄せられます。肥料はゼロ〜極微量で厳しくタフに育てます。
【症状】猛暑の時期に、ツルが地面いっぱいに広がり、その大きな葉をギザギザにかじるヨトウが出ます。
【対策】サツマイモの「つる返し」作業(這っているつるをひっくり返して土から浮かす)の際、葉裏にビッシリ付いたヨトウの黄色い卵塊や幼虫を一緒に叩き落とし、同時に土中へのコガネムシ侵入を防ぎます。
地域に合わせた月別の育て方ガイドです。 (🟢は現在の月)
同じ科やお野菜別の基本の植え付け、日々の管理、収穫時期までの実践ステップです。順を追って丁寧にお世話を行いましょう。
さつまいもは、種や芋ではなく「挿し苗(つる)」を斜めか水平に寝かせて植え付けます。肥料(特に窒素成分)を与えすぎると葉茎ばかりが茂る「つるボケ」を起こし、芋が全く太らなくなるため元肥は極力控えます。※お世話予報で気温急降下や大雨が予想される日は活着がひどく遅れて苗が傷むため、数日間しっかり晴れて暖かく穏やかな日を選んで作業を行ってください。
無事に活着した後は、余分な散水を一切断ち乾燥気味に管理することで地中の根が伸び、芋の肥大が促されます。つるが旺盛に広がり始めたら、風通しが良い状態をキープして土壌の蒸れを防ぎましょう。※長雨が続き土が過湿になると芋の甘みが低下し腐敗しやすくなります。ただし、お世話予報で極端な猛暑と乾燥が連日続く際は、少し朝夕に散水して保護してください。
つるの節から余分な根が地中に伸びると、そこへ栄養が分散して大元の実が太らなくなります。そのため、定期的に伸びたつるを地面からはがして裏返す「つる返し」を行いましょう。追肥は原則不要です。※お世話予報で台風の上陸や線状降水帯による激烈な豪雨が予報される際は、畑が完全に冠水するのを防ぐため、必ず数日前のうちに畝周辺の排水路を深く掘り直してください。
霜が降りる前に収穫を完了させます。葉や茎が徐々に枯れて黄色くなったら収穫期です。数日間よく晴れて土がサラサラに乾燥している日に掘り上げ、2週間ほど風通しの良い日陰で貯蔵して甘みを引き出す「追熟(キュアリング)」を施します。※霜に当たると低温障害で一気に芋が腐敗します。お世話予報で冷え込みや霜が予想される前の、カラッと乾いた暖かい日にすべて収穫しましょう。
栽培中によくあるお悩みやご質問についてまとめました。お世話のヒントとしてお役立てください。