お家で育てる春じゃがいもの専用の個別ガイドブックです。現在「関東」の気候に合わせてお世話カレンダーを最適化しています。毎日のお世話の目安にしましょう。
家庭菜園で発生しやすい代表的な病気や害虫への対策です。適切な予防と早期発見が美味しい収穫の第一歩となります。
【症状】星28個のテントウムシダマシがギザギザに葉を食害。芋の皮がざらざらしたコルク状のかさぶた(そうか病)に覆われます。
【対策】そうか病はアルカリ性土壌で悪化するため、ジャガイモの土には「苦土石灰」を基本的に絶対入れてはいけません。ph5.0〜5.5のしっかりとした弱酸性を維持して予防します。
【症状】春の芽かき(間引き)前、地中から現れたネキリムシがせっかく伸びた最初の芽の根元をバッサリ切ります。
【対策】芽の周りの土を指で軽く掘って、ネキリムシを捜索し捕獲。「米ぬか」を近くにおいておくと、好物として食べて消化管障害を起こして退治できます。また、アブラムシ除けにキラキラアルミを照射します。
【症状】じゃがいも収穫直前の雨の日々、葉に大きな暗褐色のシミができ、地中の芋自体も鼻をつく腐臭とともにグズグズに溶けます。
【対策】梅雨に入る前、必ず晴天が2〜3日続いて「土がカラカラによく乾いている状態の午前中」にジャガイモ全体の掘り起こし収穫を終えます。濡れた土で収穫すると芋は一瞬でカビます。
地域に合わせた月別の育て方ガイドです。 (🟢は現在の月)
同じ科やお野菜別の基本の植え付け、日々の管理、収穫時期までの実践ステップです。順を追って丁寧にお世話を行いましょう。
春じゃがいもは大きな種いもを適度にカットして植え付け可能です。カットした切り口は数日陰干しするか、草木灰をまぶして保護しましょう。深植えしすぎないよう注意し、芽を上にして植えます。※植え付け後の冷たい雨や、遅霜予報が出ている時期は地温が下がって育ちません。マルチや不織布で土壌を保温・保護して芽をしっかり守りましょう。
草丈が約10cmまで生長したら、勢いの強い元気な茎を1〜2本だけ残して他はすべて引き抜く「芽かき」を行います。芽かき後は、株の周りを軽く中耕して追肥を施しましょう。※春先はまだ急激な低温や遅霜リスクが高く、デリケートな若い芽が傷みやすい時期です。最新の霜予報やお世話予報をよく確認し、寒い日は防寒対策を怠らないでください。
新しいイモが成長して地表に露出すると、光で緑化して有毒成分(ソラニン)が増えるため、複数回の土寄せを丁寧に行い土をしっかり被せます。また、梅雨前の排水対策を徹底しましょう。※長雨などで湿度が高くなると、じゃがいもは極めて疫病に弱くなります。お世話予報で雨天が続く時期は、泥水の滞留や過湿を防ぐために徹底した排水溝の整備を行ってください。
茎や葉が全体的に黄色く枯れてきたら、地中のイモが完熟した収穫サインです。株の根元を優しく引き抜き、スコップ等で周囲を深く掘って宝探しのように収穫しましょう。※雨上がりなどの土が濡れた湿った状態で収穫すると傷みやすいため、必ず梅雨入り前に、数日間晴天が続いて土がサラサラによく乾いた絶好のお天気の日を厳選して一斉に掘り起こしてください。
栽培中によくあるお悩みやご質問についてまとめました。お世話のヒントとしてお役立てください。